1月7日に 屋久島は各地区で鬼火焚きが行われました
私達は、営業の関係で、一度も参加した事がありません
うちは、十数年お伊勢様の注連縄を飾らせて頂いております
お伊勢様は、出身というわけでもないのに、
あるとき「笑門」という、このしめ飾りに出会い感動して以来
ずっとお世話になっております
伊勢地域では、一年間お飾りするそうで、うちもそれにならっております
鬼火焚きの当日の朝、集落の方がトラックにのり、各家庭を回って
注連縄を回収して下さいます
自宅の、麦生老人会の方が作ってくれた、麦生オリジナルの注連縄と
木札だけをはずした、一年間お世話になったお伊勢様の注連縄をあずけます
そこから先は、話に聞く想像の世界でしたが、
ガイド協会の大木ガイドさんが、とても詳しく、記事にして下さっておりました
御本人の了解を頂いて、転記させて頂きます
次は、是非参加してみたいと思う、素敵な写真の数々です
以下こちらのブログを参照させて頂きました
屋久島の伝統行事 「鬼火焚き」
2013年1月7日
担当ガイド:大木信介
お正月7日の夕方、屋久島の各集落で恒例の鬼火焚き(おにびたき)が行われます。
鬼火焚きは、正月用の飾りなどを集めて海岸や広場で焼く火祭りです。
柱の先に鬼の顔を描いた絵を付けていて、それを燃やし、鬼(悪霊)を追い払い、
健康を祈願するという意味がこめられています。
鬼の絵
集落ごとに少しずつ風習が異なります。
本日は南部の原(はるお)集落にお邪魔しました。
原集落では鬼火焚きの前に原益救神社に伝統の『原ごちょう踊り』を奉納し、
その後歩いて鉦(かね)や太鼓を鳴らしながら集落の港に移動、
鬼火焚きで港海岸に集まった人たちにも伝統の踊りが披露されました。
見事な踊りが披露されました。
こちらは弊社の伊藤ガイド、見事にキマッていました。
伊藤ガイド
本来「原ごちょう踊り(集落の大人と子供、20数名が踊る)」は旧暦の6月15日の祇園大祭で、
無病息災・五穀豊穣を祈願して原益救神社に奉納されますが、特別に正月も行われています。
踊りが終わった後、柱に火を入れ、鬼火焚きが始まりました。
火入れの大役は今年5歳になる集落の子供5名のお仕事、
親御さんと一緒に天高く立てられた柱に無事火を入れることが出来ました。
無事に「火入れ」を済ませました!
鬼火焚きはこれだけでは終わりません。
集まった人たちが次々と火の回りに集まって必死に何かを投げ入れては引き出しています。
これはウバメガシとハマヒサカキと笹の枝葉をかずらで縛ったものを神火に投げ入れ、
火が付いたら引きずり出し、火が消えたものを玄関や勝手口に吊るすと一年間厄除けになるといわれているそうです。
火の回りに集まって飾りを投げ入れています。
燃やす前の飾りはこうなっています
かずらを握って投げ入れます。
ちょっと燃やし過ぎましたが・・・、これで今年も厄払い・無病息災!
鬼 火焚きが終わると、集落の子供達や青年団の小グループが集落の家を一軒一軒周り、玄関先で縁起ものとして、無病息災・商売繁盛などの願いを込めた「祝い申 そう」(屋久島の全集落共通、歌詞は異なる)や「門祝い」の唄を謡い、お礼にお金やお菓子をもらって帰る「門まわり」が行われ、七草の一日が終わり、屋久 島の一年が始まるのです。
なお、屋久島の「鬼火焚き」は日本の大規模な火祭りの南限とされています。
「杉」や「モミ」「ツガ」も屋久島が南限ですが、こうした正月行事にもあてはまるのもとても興味深いことです。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。